No.4720

ミッドナイトスワン

邦画は映画館で観なくていいや~って基本思ってる私ですが、珍しく映画館に観に行きたいなと思って、仕事終わりに『ミッドナイトスワン』を観てきました。
想像を遥かに越えて良かったし、リアルなものを見ている感じが凄くて、悲しいとか感動とか、明確に表現できる感情ではなく、あらゆるものが綯交ぜになって様々なシーンで涙が溢れました。感情が揺さぶられる映画ってこういうことか。
色彩も音楽も美しく、部屋の小物とかまでセンスやキャラを感じられて、監督が仰っていた美術さんの仕事の凄さを実感しました。
近年の映画は売れるものにするために説明をちゃんとする、というパターンが多い中で、めちゃめちゃ説明を省いた流れも凄かった。それなのにちゃんと何が起きたか分かるの。
とは言え、結構行間を読ませるものだったので、小説版も読んでみたくなりました。

あとね、今までボヤッとしか分かってなかった『目で演技をする』ということが凄く理解できた映画でした。笑
これは映画館で観る映画だよな…また行きたいな。そんで感想もう一回ブログにちゃんとまとめたいな~。